特許のお話 コロナワクチン編
寒くて原付のエンジンがかからず遅刻しかける時期になりましたね。
さて、今回は面白くない特許の話をしていきたいと思います。
皆さんはコロナワクチン打ちましたか?
打とうが打たまいがそれぞれ個人の自由だと思います。
しかし、そんなワクチンにもしっかり特許が存在するのです。
薬の特許
さて、特許の恩恵を受けまくっているものの中に薬と言う分野があります。
もちろん薬が莫大なお金をかけて開発するものなので当たり前と言えば当たり前です。
しかし、特許は20年間しか生きることのできない短命な生物です。
その期間では開発費と利益を確保できないので薬は25年の保護を受けることが可能になっています。
そして製薬会社は頭が良く、ライセンス契約で儲けることより独占し、お金を稼いでいきます。
それは決して悪いことではなく、頭の良い設け方と言えます。
ワクチンについて
もちろんコロナワクチンも特許を取得し、独占しています。
しかし、WHOは先進国などのが独占するのではなく、特許を解放しみんなで助け合うべきと
発言しました。
果たしてそれは本当に正しいことなのでしょうか?
ワクチンの特許が解放されて出来ること
もし、特許が解放されると出来ることはなんでしょうか?
それは、特許請求の範囲に書かれている成分の配合でワクチンを作れるようになります。
しかし本当にそれでみんなが幸せになるのでしょうか?
利益を受ける国
では解放されて利益を受ける国をお教えします。
それは、日本を含めた先進国なのです。
後進国ではあまり利益を受けることはできないのですね。
日本が利益を受ける理由
さて、日本が利益を受ける理由ですが、
単純にワクチンを開発、製造するだけの技術力があると言うことです。
特許の文書の中には、配合率や、製法などがかかれていますが、実際にそれを製造することは困難なのです。
むしろ後進国にとって、書かれている製法をしっかりと実行することができない、もしくは記載されていない部分の開発が行えないこともあります。
しかし、日本を含めた先進国では、それらを補うことができる技術力などを持ち合わせています。
結局のところ先進国は自国生産が可能になり、
粗悪品を掴む可能性が増えると言うことが起きます。
しかし、権利を独占しておけば品質が保証された製品を不安定ながらも供給を受けることができます。
まとめ
一時期、特許を解放するべきと騒がれていましたが、この記事を読んで考えてみてください。
特許という飴があるからこそ企業は開発競争をします。
その飴を取り上げてしまえばどうなるでしょうか?
誰も開発をしなくなりますよね?
また、上記の通り仕入れ先が増えるだけでなく、粗悪品が出回ってしまうと誰も幸せになりません。
特許とは品質保証の面もあるのです。
今回のお話はどうでしたでしょうか?
ゲームやアニメと違い、そこまで面白くなかったでしょうか?
しかし、知財の仕事とは面白いものからクソつまらんものまであります。
少しでも興味を持ってくれたら幸いです。
ではまた!!!!